2025年3月16日にTBS-BSで放送された関口宏の番組「この先どうなる」では、外国人労働者の現状と課題について取り上げられました。
番組で取り上げられた課題
- 外国人労働者の増加: 日本における外国人労働者の数が増加している現状が紹介されました。
- 労働環境の課題: 外国人労働者が直面する労働環境の問題や、労働条件の改善が必要であることが強調されました。
- 社会的な受け入れ: 外国人労働者が日本社会に適応するための支援や、地域社会との共生の重要性が議論されました。
このように、番組では外国人労働者に関する多角的な視点からの議論が行われました。
外国人労働者も不足になる?
番組内では、将来的に外国人労働者も不足する可能性があることが紹介されていました。
日本における今後外国人労働者の不足は深刻化すると予測されており、具体的には、2030年には約77万人、2040年には約97万人の外国人労働者が不足すると見込まれています。
この不足は、労働力人口の減少や経済成長に伴う労働需要の増加が主な要因とされています。
したがって、日本の労働者不足が深刻な企業においては、外国人労働者の受け入れを拡大し、外国人労働者に選ばれる企業となるために、労働環境を整えることが重要になってくるのです。
企業の取り組みが紹介されていました
そんななかで、兵庫県の北部でカンボジア人を雇用した養鶏企業の取り組みが紹介されていました。
その企業は日本人と同等の給与と、家賃の一部負担、通勤支援を行っており、働くカンボジア人スタッフは今ではその企業にとって不可欠な人材となっているとのことでした。
仕事も早く、毎日あいさつし、笑顔で仕事をしてくれているのが楽しいとのことで、若い人材が一緒に働くことで職場へのプラスの影響も感じられるレポートでした。
また、その地区では無料の日本語学校がボランティアによって運営されており、地域の人々との交流もお祭りなどのイベントを通してできていて、町の生活に溶け込んでいる様子でとても素敵な環境だと感じました。
外国人労働者への偏見を払拭
とても印象深かった内容として、カンボジア人を雇用した企業の方が「外国人雇用については年配の役員などから反発もあったが、実際に彼女たちが働きにきてくれたら、挨拶や仕事の態度が良く、反発はすぐ消えた」という話でした。
やはり、笑顔で挨拶して、まじめに仕事に取り組める姿勢というのが、結局は日本語力よりも何よりも、日本人スタッフとの壁をすぐ取り払って、コミュニケーション力をあっぷしてくれる大事な要素なんだと実感しました。
「選ばれる企業」は日本人も外国人も同じ
実は私自身はずっと薬局経営をしてきているのですが、15年ほど前からここ最近まで薬局薬剤師の人材不足は深刻でした。たった一人の非常勤の薬剤師ですら、半年以上待っても見つからない状況だったのです。
そして、ここ5~6年の間に中小の薬局がコロナ禍や薬価改定、調剤報酬点数改定などで収益が激減し倒産する薬局数も過去最高記録となったため、人材不足は少し解消してきましたが、女性が多いため、結婚、出産、子育て、介護と何と家庭との両立が難しく、私たち薬局経営者は常に「働きやすい環境整備」に気を配らなくてはなりません。
それは「給料が高い」というだけではなく、働きやすさがとても重要で、「子供が熱を出して休んでも大丈夫な人間関係」だったり、「シフトの自由度」だったり、「仕事ができない時間での研修やスキルアップ体制」だったりします。また、どの要素が重要かは各個人によって変わります。いわゆる多様性ですね。仕事とライフワークのバランスのとり方は人それぞれになってくる時代なんだと思います。
これから日本は少子化で労働力人口が減っていきます。
ですから、日本人とか外国人とか関係なく、「働きやすい環境」づくりはこれからのあらゆる職種の企業にとって重要な課題といえると思います。
逆に言えば、外国人雇用のために働きやすい環境を考えることが、結果的に日本人に対しても同様の効果をもたらす可能性もあるわけです。
これまでの福利厚生や職場環境整備の考え方を外国人雇用をするタイミングで変えていくのも一つの方策かもしれませんね。
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この記事を書いた人
七海陽子:一般社団法人 Blue Earth Bridge 理事
有限会社セブンプロジェクト 代表取締役として、薬局セブンファーマシーを経営する薬剤師。日本では、薬局以外に介護事業として通所介護事業所の経営経験があり、その際にカンボジアから特定技能性の雇用した実績を持つ。また、カンボジアで特定技能介護職向けの学校事業にも着手したことがある。元日本薬剤師会国際委員会委員としてアジア各国の薬剤師とのつながりもあり、アジアの薬事や公衆衛生の事情には詳しい。

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